ありがとう。
久しぶりに泣ける2ちゃんねるを見た。
何故だか分からない。何故だか分からないが、突如として見たくなった。
そして泣いた。これでもかというくらい泣いた、号泣した。相変わらず涙腺緩いなあ、俺。
今日はアニメの感想でも書こうと思ったのだが止めにして、ちょっとチラシの裏的なものを書くことにする。
今回も長くなりそうだ。
いつも思うのだが、「ありがとう」って言いそびれたヤツいる？は泣ける。
あの内容とKOKIAの「ありがとう」との相乗効果は絶大。今在るFlashの中でも、一番感動する作品ではなかろうか。
うーん、それにしても「ありがとう」は反則だね。
これを聴くと、毎回必ず泣いてしまうのは俺だけだろうか。
そしてこのFlashを見た後は必ず、自責の念に駆られる。
それは親、特に母親に感謝の気持ちを口に出して伝えていないから。。
今はこのようなことを言うと、「マザコン」と揶揄されるのだろうか。
自分は母親が大好きだ。父親よりも好きだ。
正直父親はあまり好きではない（我が子に包丁を突きつけた親を純粋に好きになれようかｗ）。
それでは感謝していないのかと問われれば、否と答えるだろう。
感謝していない訳ではない。しかし今現在の自分により近い存在は母親なのである。
何というか、どの家庭でもそうだと思うのだが、母親という存在はある意味特殊だと思う。
理由をうまく説明できないので割愛するが、少なくとも自分にとってはそうだ。
ウチの母親は偉大だ。
宮沢賢治の作品に有名な「雨ニモマケズ」があるが、まさにそれに沿った人生を送っている人だと思う。
いつも早起きし、弁当を作ってくれ、腕に爆弾を抱え、虚弱体質で病気がちながらも夜遅くまで働いて、家事をこなし、自分の好きなことも出来ない（正確には親父のせいで出来ない）生活を毎日繰り返している。
自分も家事を手伝ってはいるが、いつもTVの前ではボケーッとくたびれた顔をしている。
このくたびれた顔を見るたびに自分は「ああ、迷惑をかけている。申し訳ない。」と思う。
少なくとも自分が私立高校に進まなければ、今より切羽詰って働かなくてもよかった。
少なくとも自分が大学に決まっていたら、あんなに心配をかけなくてもよかった。
少なくとも自分が今よりも優れていたなら、あんなに心配をかけなくてもよかった。
少なくとも自分がいなかったら、今よりも･･･
しかし母親は自分の前では苦しい顔をしない。
私立高校に決まった時も「大丈夫、お母さん頑張るから。」と言ってくれ、
浪人が決まった時も「大丈夫、来年頑張ればいい。自分の好きにやりなさい」と言ってくれた。
時には「ごめんね、ごめんね」と逆に謝られた時もあった。
自分は悔しくて悔しくて悔しくて仕方がなかった。ただ自分を責めるしかなかった。
ただ責めるだけで、「ありがとう」と一言も言えなかった。
今でもそうだが何故、「ありがとう」と素直に言えないのか。それは所謂「照れ」であろう。
何を馬鹿なことをと言われそうだが、普段は心に思っていてもこの「照れ」のせいでなかなか口から出せない。
あー、この5文字を発することも出来ないのか。気の弱い自分が情けない。
そんな時に泣ける2ちゃんねるで母親が死んだ等の書き込みを見ると、なんとも言えない気持ちになる。
そうだ、いなくなってからでは言えないのだ、と。
「親孝行したいときに親はなし」という諺がある。これだけは何があっても避けたい。
せめて親がいる間に親孝行をしてあげたい。今までの感謝の気持ちをモノで返したい。
とりあえず今現在は「大学合格」を親に捧げたいモノだが、行く末は海外旅行をさせたいと密かに計画している。
というかその前に、「常日頃ありがとう」と言うべきだよね。
･･･明日あたり実行してみるか。とりあえずblog上では言っておこう。
「ありがとう。本当にありがとう。
俺頑張るから。勉強して、就職して、立派になるから。
いつもいつも見守ってくれてありがとう、ありがとう、ありがとう。」
