ロッキー3,4と立て続けに見た

ロッキー4は、小さい時に見た時は何の知識もなかった為か純粋に面白かったが、今になって冷静に見てみると、国家色・政治色が強すぎてあまり面白くないね。途中からゲンナリしてしまった。
基本的にアメリカ映画は、これが選民思想と言うのかどうか解らないが、「アメリカが1番」というスタンスを軸とし、
良くも悪くも最終的にはアメリカ陣営が勝つだとか生き残るだとか、そういった結果になるよう構成されているのは知っている。
(といっても、結局自分の国で映画を作れば、何処の国も必然的にそうなると思うが。)
ロッキー4も時代が時代だったためかそれに忠実に則り、表向きは「ロッキーvsドラゴ」だが、
裏を返せば「アメリカvsソ連」、つまるところの「冷戦」を取り扱った作品になっている。
ロッキー自身を勝利、またはヒロイズムの象徴とし、ドラゴに圧倒されながらも最後に打ち負かす=ソ連に勝利することによって、視聴者を駆り立てる。
アポロの敗北、死=アメリカの敗北を味わっている視聴者が鼓舞されない訳がない。
最後には、モスクワの観客がロッキーコールしちゃうし、ゴルバチョフスタンディングオベーションしちゃうんだもんw
ある意味、アジテーションとはいかないまでも、一種のプロパガンダと言える・・・のか?
以上のように考えてみると、してロッキー1,2,3は「白人vs黒人」というテーマを扱っているのだろうか。
KKKに代表される白人至上主義が強いアメリカだから、そう考えられなくもない。


wikipediaで検索してみると、色々書かれていて面白い。
なんだか、あのラジー賞10部門中8部門にノミネートされ、5部門で受賞したそうなw
それにドラゴ夫人役のブリジット・ニールセンとシルベは結婚したのち、離婚したらしい。
まあ良くも悪くも、ある意味面白い映画だった。
今度TVで放送されるらしいがおそらく見ない、というかこの作品をもう2度と見ないだろう。
そもそもミッキーに続いてアポロを殺したことが気に入らない。殺すならポーリーを殺せや!!