おおきく振りかぶって #5

スピードは遅いがストライクゾーンを9分割して投げることができ、特異な「まっすぐ」を持つ三橋、卓越した先見の明を持つ頭脳派の阿部、打って良し走って良しの天才田島、4番プルヒッター花井、ここぞという時を見逃さない見事な采配を振る百枝監督。このチーム最強すぎるw 天才多杉w


最近は裏金問題やら何やらでプロ野球人気の低迷に続き、特待生制度や何やらで高校野球にも暗雲が立ちこめている。史上空前の野球危機か、と思ってしまうほどだ。
この状況を創りだした悪の根源は大体予想がつくが、こうなってしまった以上「あいつが悪いこいつが悪い」と言うのではなく、こうなってしまった原因を速やかに究明し、根絶やしていく事が先決だろう。
このような状況下でOAされてしまったおお振りには同情し、また大いに期待する。
期待とは何に対してか。我々が持つ野球への見方の「変革」だ。


よく野球、特に高校野球には泥臭さの中にドラマや感動があると聞く。
自分は中高通して運動部に所属していなかったので、高校野球の泥臭さはおろか、ドラマや感動すら味わったことが無い。何せ、運動にはとことん無縁の人間であり、また大の運動嫌いであるから。
しかし逆に、スポーツを見て(見せられて)感動することは多々ある。スポーツと言っても、特に夏季オリンピック世界陸上といった陸上競技が9割を占めるがね。自分でもよく分からないが、この2つは胸にグッとくるものがある。


ところで陸上の中で一番印象深かったのは、2003年パリの世界陸上で、男子三段跳び世界記録保持者であるジョナサン・エドワーズがクリスチャン・オルソンに敗れ、引退した時だろう。これをリアルで見ていた自分はエドワーズに拍手を送り、号泣してしまった。おそらく次のヘルシンキ大会ではオルソンが優勝するが、18m29cmを超える記録は出ないだろう。スクランブル交差点を三歩で渡る男の記録は伊達じゃない。


・・・と話が脱線してしまったが、要するに何が言いたいのかというと、このおお振りが野球本来の楽しさ・感動・ドラマを我々に知らしめるバイブルになってほしい!――と思っとるわけです。
確かに高校野球には色々な感動的要素が詰まっている。それはTVで見ていてもわかる。
しかし自分のように球児ではなかった人、またスポーツをすることによって得られる感動を知らない人等は、当然そういったものを知るはずが無い。また、そういう人たちは多く存在すると思っている。少なくともヲタクには多そうだな、うん。
そういう人達は勿論のこと、小さい子、野球に興味の無い人などといった幅広い層の人たちにも刺激、感動を与えてくれて、更に野球に対する既存イメージを少しでも+にさせてくれる作品になったらいいんじゃないかなと思い、またそうなることを期待している。
そもそもこのおお振りには、そうなる力が実際あると思う。というのも、内容に変な細工やシチュエーションを施すのではなく、球児の目線で、球児のありのままを描いているからだ。自分にとってここが一番評価できる点だ。
そういうことからも、おお振りスタッフには是非頑張ってもらいたい。
支離滅裂な文章(いつものことだが・・・)になってしまったけれど、今後もおお振りを欠かさずチェックしたい。


そういや最近野球してないなあ。小学生の頃は原っぱでやってたんだけどなあ。
あの時はフォーク、チェンジアップ、シンカー、ツーシーム、パーム、スクリュー、ナックル・・・と変化球を覚えることに一生懸命だった。投げられるはずも無いのにねw 結局投げられたのはカーブくらいだったっけw
あと投球フォームはスリークウォーターかサイドスロー固執してたあの頃。なんでだろね(;´ロ`)
今は野球をする、というか外で遊ぶ子どもを見なくなった。時代の変化かねえ。


(追記)
おお振りのOPとEDは素晴らしいと思います。CD出たら買うわ。
ロミジュリといい、おお振りといい、今期のアニメはいいOPEDが多いわ。