センター試験1日目の奇跡

嘘のような本当の話。こういう事があるから、人生捨てもんじゃないと思う。
妄想は常にしてるが、実際こんなこともあるもんだねえ。
そんな一部始終を書き綴ることにする。


受験する試験室のある棟に入ると、もう人人人人人人人。人ごみは大嫌い。
そんでもって自分の試験会場へ入室し、一先ずは出ても出なくてもいいから、トイレへ向かった。
すると帰り際、ギャルゲのような普段の俺なら経験することの無いようなイベントが発生した。
或る女の子に「スミマセン、第23試験会場はどこか分かりますか?」と尋ねられたのだ。
その子は文学少女っぽく、制服を着た、ボブカットで可愛らしいまさに俺好みの小柄な女の子だった。
幸運にも第22試験会場は自分の会場のすぐ近くだったので(自分は24)案内してあげることに。
会場へ向かう道中、他愛もない会話をした。話によると女の子は理系で、東京の国立志望らしい。


女「センター試験緊張しますね」
俺「うん…」←こういうギャルゲ的展開(?)はほぼ未経験なので、言葉に詰まる俺
女「地歴は何を選択するんですか?」
俺「えっと…世界史っぽい」←何故か「っぽい」と意味不明な語尾にしてしまう俺
女「はあ!世界史ですか!私は日本史なんですが、世界史は難しいから諦めましたよ。カタカナ多いし…」
俺「そうだけど、でも中国史では漢字が腐るほどでてくるよ」←何故か相手の発言を否定してしまう俺
女「あー、確かにそうですね。でもほら、それでもカタカナのほうが多いくらいじゃないですかぁ。」
俺「うーん、、でも慣れればなんちゅうことないかも。」←論理破綻。答えになってない。
女「そうですかぁ。。やっぱり慣れですよね。スミマセン、変なこと言っちゃって。」
俺「(なぜ謝る!? つか、こういうシーンあるわぁ…)いやいや、俺も意味わかんないね。ごめん。」
(こんな会話をしているうちに会場へと到着)
女「あったあった!あー、最上階だったんですねぇ。こりゃ気づかない訳だ…
  あ、本当にありがとうございました。ホント助かりましたよ。それではまた!」
俺「あ、、う、、じゃあね…」←「試験頑張って」と言いたがったが、言えなかったチキンな俺
                   BAD END


これはフラグが立ってたと解釈していいのか?
つか本当にこういう展開は勘弁だよ。どう対処いいのかわからんorz
でもここを上手く乗り気りゃあ、アド交換→親密→交際…って、世の中そんなに甘くねえよ馬鹿。
恋愛経験したこと無いです感が漂ってるし、想像自体がきめえよ死ね、肥溜めに頭突っ込んで死ね。
でもチャンスがチャンスだったために、ショックは隠せなかった。
もう俺の人生なにもかもオワタ\(^o^)/ …と思っていたら、いいえ、実は終わってなかったんです。


2日目。ボロボロな数学I・Aの試験を終わらせ、ものすごいダークなオーラを放ちながら試験室を後にした俺。
今思うと、茨大のキャンパスを独りトボトボと歩く姿は本当に情けなかった。
途中、控え室に自販機があったのを思い出し、控え室へ。
「スカッと炭酸でも飲むか。。」と自販機の前に立って何を買おうか迷っていた。
と、その時!! 
…あの人が現れたんです。そう、1日目で俺に会場を尋ねてきたあの女の子が。
しかも今回は私服。私服も私服でちょこんとしてて可愛い。Majiで恋する5秒前だった(古
後半に続く。